林檎に牙を:全5種類
西に傾いた陽は燃えるような橙色、夜の足音で空も色を変え始める。
市へ続く道に並んで揺れる影はミオとラング。
買い物前のフレザリア夫婦の両手は空っぽ、其れが寂しくて手を繋ぐ。

「ラングさん、夕飯何が良い?」

此れから迎える、手放しでじゃれ付く夜も白い朝も。
ずっと、此の人だけの物で良い。



*「穏やかな日々に10のお題」より。
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2012.01.28